高齢者の排泄

夏場は汗をかくから水分を摂ってください
なんてよく言われるかもしれないけど
高齢者の膀胱は現役世代の方よりも弾力性が低く尿量も多くは溜められなくなっている
また尿意を感じるのも早いのでトイレが頻回になる
尿道括約筋が緩んでちょっとしたことで漏れてしまうため、心配で何度もトイレに通ったり、スッキリ出ない（残尿感）などがあって水分を摂ることに抵抗を感じる方は少なくない
また代謝が悪くなり、暑い寒いが感じにくくなるのも水分摂取量の少ない原因だ
他にも原因は色々あるが、泌尿器科に行くと様々な検査をして合う薬を処方してくれるため、相談するのが良いと思う
排尿を改善するための薬だけでも大きくわけて4種類以上あり、原因に合わせて調整してくれる
3食きちんと食事をとれている場合を除いて一般的に脱水傾向となりやすい
脱水や塩分の不足は、一時的な認知症状の悪化を招くこともあるため
うちの親ボケてしまった
と勘違いされることもある
実際私の周りでもそのような方は多い
同じような悩みのある方は、一度排尿状況や水分摂取状況などから、これらの原因を考えてみることも必要と感じる
不眠や食欲不振など、たかがトイレとあなどることなかれ

寿命の9割は「尿」で決まる (SB新書)
作者:堀江 重郎
発売日: 2018/09/05
メディア: Kindle版